ご要望の多かった18インチ以上のタイヤ交換工賃を値下げしました! 持ち込みタイヤ交換はガレージSDへ

AW11 MR2 クーラント交換

新型コロナの感染力は強くまだ終息が見えない状態です。

気温も下がり換気が十分にされない部分もあり、感染の拡大が懸念されます。

各地で感染者は増えており、茨城では一日の感染者数は過去最多を更新しました。

イベントの規制緩和、GoToキャンペーンの期間延長などは行われていますが、クラスターの発生も各地で起こっており楽観視できる状況ではありません・・・

第三波の真っただ中と言えます。

悲観的な情報ばかりが目立ちますが、回復して退院している人も多いですし、ワクチン開発も進んではいるので希望が無いわけではありません。

ほとんどの業種が通常通りの営業形態に戻っていましたが、地域によっては再び休業を選択したり、時短営業の再開を行っているお店もあるため緊急事態宣言下と同様の状態に戻る可能性も十分あります。

当店は今後も通常営業を続けていく方針ですが、通常営業を続ける為にも改めてみなさんにお願いがあります。

1:体調不良や熱がある方は来店を自粛してください。体調が悪い場合は大事をとって日程を変更して、回復次第ご来店いただけると幸いです。この場合、体調の回復の方が急務です。

2:ご来店の際はなるべくお一人で、家族や友人を連れ立ってのご来店はご遠慮ください。時間制の予約で不特定多数の方が来店されますので、同伴者を守る意味でも配慮を願います。特に弊社は県外からお越しいただくお客様も多いので、そうしたリスクを排除したいのです。

3:なるべくマスクは着用ください。当店スタッフも接客時は可能な限りマスク着用を心掛けております。もし自分が保菌者だった場合、人にうつさないためにマスクをするという意味でお使いください。

当店でも待合室の清掃・除菌を行っていますが、自衛を怠らないよう心がけましょう。

とり越し苦労で済めば御の字ですが、危機感を持って“もしも”を想定して行動してください。 皆さんの努力を積み重ねる事で完全な終息も見えてくるはずです。

今後とも、より一層の協力をお願いします。

今回はAW11 MR2のクーラント交換をご紹介!

使うクーラントはヒートブロック+!

このお車のオーナー様はサーキット走行もされるのでクーリング重視のチョイスです(^^)/

抜いたクーラントを見てお気づきの方もいらっしゃると思いますが・・・

あまりいい状態ではなかったようですね(;´Д`)

この間交換したMLに比べれば全然まともですけど・・・

メーカーによってクーラントの色が結構違いますが・・・

メルセデスの純正はこのように青ですw

今回のMR2はヒートブロック+を使用し、フラッシング後に全量交換しましたがエンジンオイルやブレーキオイルの交換に合わせてクーラントも点検・交換をするように心がけましょう!

クーラントは大きく分けて3つの役割がありますので、まずはそれをご紹介しましょう!

1.オーバーヒート防止

1番の役割はエンジンの燃焼時に発生する熱を循環放熱してオーバーヒートをさせずに、エンジンにとって適切な温度環境を作ることです。
エンジンは温度が高すぎても低すぎても、本来持っている性能を引き出すことができないので、エンジン本体や循環するクーラントの温度を『一定に保つ』事が重要なのです。
クーラントは一般的な水道水より熱交換効率が良いと言われています。

ただ、走行するにあたり水道水などの『一般的な水』を入れても走行は可能です。
※なぜ冷却水として専用のクーラントが必要であるかは下記をお読みください。

2.凍結防止

別名『不凍液』とも呼ばれていることもわかるように凍結を防止する成分を含んでいます。
なぜ凍結しないようにしたいかというと、寒冷地での性能維持はもちろんですが、液体は凍結すると体積が増加するため、密封経路である冷却系の経路が破損する可能性があるからです。
エンジン内部にも経路がありますから、それらが凍結するとエンジン本体に歪みや亀裂を生じさせる可能性もあります。
液体の状態変化の中で液体から固体への体積変化の力は簡単に金属を破壊します。

クーラントの濃度によって凍結温度をコントロールできますので極寒地では凍結温度が最も低くなる60%付近を目安に使用し、~-10℃くらいの一般的な地域であれば30%程度に調整して使用します。
ただ、注意しなければならないのは、60%までは濃度に比例して凍結温度が下がりますが、60%以上の濃度になると今度は濃度に反比例して凍結温度が上がっていく形になりますので濃ければいいというわけでもないということです。

3.防錆効果

冷却経路はアルミや真鍮、鉄などの金属が存在します。
水道水ではそれらの腐食予防・防錆効果が無いためクーラントを使用する必要があります。

仮に冷却水路に錆が発生してしまうと、ラジエーターやヒーターコアなどを詰まらせる可能性があります。
末期になると腐食による穴あきでクーラントが漏れ出す事もありますので防錆効果を持ったクーラントの使用が必要になる訳です。
また水質によっては冷却水を循環させているウォーターポンプの羽や経路を侵食してしまうケースもあります。
井戸水がクーラントに向かないのは不純物が多く経路に水垢が発生しやすく、詰まりやすいなどの成分的な部分が大きいです。
希釈するなら水道水より精製水の方がいいという意見もあります。
しかし、不純物がないのでもちろんベストではありますが、水道水でも十分に仕事をしてくれますのでご安心ください(笑)
水道水で希釈していてもクーラントの交換時期を守って使用すればまず問題は起こりません。

※他にも防食効果や消泡効果、潤滑性や熱安定性なども高くなくてはならないので求められる性能は多いです。

まずは主な役割をご紹介しましたが、オーバーヒートの原因は上記性能の劣化による水温上昇がほとんどです!

正常な状態では、クーラントがエンジン内部を循環しており、エンジンの冷却を行なっていますが・・・
例えばクーラントが減っていたり、性能が落ちている場合はしっかり冷却が行なえなくなり、オーバーヒートに繋がります。
若干、規定値より少ないくらいや、濁りが出ているくらいでは、すぐオーバーヒートになることはあまりありませんが、エンジンに使用する金属も変わってきているため、昔のように色などで判断するのが難しくなってきているのも事実です。
交換サイクルに合わせて適切に交換することが大切なのです!

※ダメな例一覧

1:泡立ちがすごい → 消泡性能低下
エンジン内部でキャビテーションが起こりやすくなり、内部の腐食が進みやすくなるので早期交換が必要ですね

2:錆により冷却経路が目詰まりを起こしている
ヒーターコアへつながるホースはどちらも錆で詰まり循環していませんでした・・・
ヘッドガスケットも抜けてしまっており、エンジン載せ替えとなりました

サーモも固着しており、これでは機能しません

最近ではSLLC(スーパーロングライフクーラント)と呼ばれる、さらに高寿命の冷却水を採用するようになっており、こちらの交換サイクルはメーカーによっても推奨サイクルが若干違ったりします。

クーラントの販売メーカーいわく、元からSLLCが入っている車種以外にもSLLCを入れることは可能ですが、交換サイクルは今までと同じく2~3年ごとになるそうです。

純正で採用されているSLLCは交換自体は10年~交換が必要ありませんが、その間に量が減ったりすることはありますので補充は必要になります。

ガレージSDでは皆さんが普段は気にしていない点も点検いたしますので、気軽にご相談下さい!

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