先日、軽トラのタイヤ交換をしているときに気付いた事がありまして・・・
コレ↓
クーラントのサブタンクに亀裂が入っていて滲み出してるんです^^;
樹脂がバリバリなので経年劣化ですね・・・
軽トラや軽バンはエンジン搭載位置によって変わりますが、特殊な場所にタンクがあることが多いです!
今回はリアの荷台下にクーラントのタンクがあるタイプなので発見することが出来ました!
悪化すれば最悪はエアを吸い込みキャビテーションを誘発する原因に・・・
※キャビテーションとは液体の中を物体が高速移動すると、そこに激しい渦が発生して泡ができ、それが弾けるときに衝撃波を発生させて物体そのものを損傷していく現象です。
車の冷却装置の場合、ウォータポンプの羽が高速回転していますので、当然冷却液の中にキャビテーションが発生します。
そのまま使用を続けると冷却装置(ラジエター、水回りの配管、エンジンヘッドやシリンダーブロック等)の内側は泡にかじられてボロボロ、そのうち穴が開いて水漏れを起こし、最後にはオーバヒートになってしまいます。
ちなみにエンジン冷却水にはこのキャビテーションを防ぐ成分も入っています。
よく真水だけを補給している人をみかけますが、水だけを補給し続けると当然薄くなっていきます。そうすると上記の効果がどんどんなくなっていきますので、赤や緑の色がついているからと言っても過信は禁物ですよ?
オーバーヒートで、ヘッドガスケットが抜けると、冷却水ににオイルが混じりますので,本来水分を嫌うエンジン内部を痛めます・・・
そうなるとエンジン本体へのダメージは計り知れませんねorz
近年はエンジン本体の軽量化の為に、アルミや樹脂を多用していますのでオーバーヒート時は要注意です!
タイヤ交換などの作業中にブレーキパットや足回りの部品に異常を見つけた場合はお客様にお伝えしていますので、修理や整備の目安にしていただければと思います^^
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