コチラのエスティマ、エンジンチェックランプの点灯でご入庫いただきました!
原因は特定できているそうですが・・・
故障診断機でダイアグコードを読み取り、故障個所を絞っていきます!
ビンゴ!
O2センサーの様ですね!
事前に診断は出ていたので部品は用意されているので後は交換するのみ!
でも、この車の場合エンジンがV6なので実は交換が大変です^^;
直4だと簡単なんですがねw
構造的にV6は構成部品が多く、O2センサにアクセスするのが至難の業です!
ハンドツールの組み合わせで対応しましたが、場合によってはインテークを外す場合も・・・
ちなみにO2センサの役割を皆さんはご存知でしょうか?
『エンジンの燃焼状態を、燃焼後に残った酸素の量で判断している』センサーなんですが・・・
なんで残存酸素量を測るのでしょう?
答えは『空気の量に対してガソリンが濃いのか、うすいのか?』を知りたいからです^^
それにより燃料の噴射量をリッチ(濃い)⇔リーン(うすい)の範囲でコントロールしています!
補正範囲や信号を利用しているセンサーの種類にもよりますが
・燃費の悪化
・アイドリング不調
・排ガスに黒煙が増える
・プラグがかぶり気味になる
・触媒が破損する
などの症状が出る場合があります!
欧州ではタイミングベルトと同じ定期交換部品と指定されているメーカーもあるぐらいなので、距離によっては交換した方がいい部品です!
ちなみにO2センサーは触媒前、エキマニ部分に取り付けられています。
触媒を通過してしまうと排気ガスの成分が大幅に変わってしまいますので、正確な酸素濃度を
検知するためには触媒を通過する前段階でO2センサーを設置する必要があるのです。
そのため排ガスに常にさらされるので熱とススでどんどんやられてしまうのですorz
『ジルコニア素子』や『白金』を使用しているので部品自体が高いのも難点ですね~
社外品の設定があれば安く手配できるんですが・・・
純正のみの設定だとかなりの高額商品です^^;
※ちなみに排出ガス汚染を防ぐ為にエンジンチェックランプが点灯するように法規で定められています。
そんなわけ(?)で作業完了!←
チェックランプも消え、良好です^^
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