常連のお客様から警告灯が点いたとご相談いただきました!
エンジンは吹けるし走行に支障が無さそう^^;
テスターをあててみると・・・
なるほどO2センサーか・・・
予想通りと言えばその通りなんですが(笑)
ココからはウォーズマンのココ知っとくトコ←
実はこのO2センサー、非常に燃費と深い関係があるのです!
意外と知られていなかったりしますが・・・
結構走行を重ねた車が昔に比べるとかなり燃費が悪くなったという場合の主な原因がこのO2センサーだったりします。
今回は走行距離は伸びていませんがやはり燃費の悪化の自覚症状はあったそうです^^;
さて、どうしてでしょう?
O2センサーはその名の通り『排気ガス中の残存酸素量を見ている』センサーです。
排ガスの中の酸素の量でで何が分かるかと言うと、『空気の量に対してガソリンが濃いのか、薄いのか』という事です。
ガソリンエンジンを一番効率良く稼働させるガソリンと空気との割合を『理論空燃費』といい、『ガソリン:空気=1:14.7』と言われています。
この『理論空燃費での燃焼後の酸素残量』を基準にして・・・
・酸素が残っている⇒ガソリンが少ない⇒ガソリン増
・酸素が少ない⇒ガソリンが多い⇒ガソリン減
という判断をO2センサーからの出力を受け、ECUがリアルタイムで行っているのです。
ちょっと難しいですかね(笑)
O2センサーは、センサー自体に排気ガスが当たることで反応します。
しかし走行を重ねるにつれて徐々に表面が汚れていきます。
感覚的には汚れが溜まる事で排気ガス内の酸素残量を検知しにくくなってくるのです!
排ガスをもろに受けるから消耗品扱いなんですよね(汗
そうなると、本当はガソリンが足りていないのに気づかない、ガソリンが多いのに気づかないといった状態に陥り、燃費の悪化が体感症状として出てきます・・・
※ちなみに法規で定められていますが、O2センサーは排出ガスによる大気汚染を防ぐ為にメーター内の警告灯が点灯するようになっています
交換したセンサーがこちらですが、ご覧のように結構ススけてくるんです!
こうしたセンサー類はテスターをあてて故障コードを確認したり、整備要領書に基づいて抵抗値や出力電圧などを点検することで正常かどうかの判断をする必要があります。
そうしないとセンサーが悪いと判断できませんからね^^;
交換は専用のスペシャルツールを使う事をお勧めします!
迂闊な事をすると取り返しがつかない事に・・・
さて、交換後の故障コードは・・・
うむ!
無問題(Θ-Θ+)
チェックランプも無事消灯!
今回の作業は工賃・商品込みで13000円でした(*^^)v
部品持込ももちろん大歓迎なんですが、適合確認はちゃんとしましょうね!
社外部品を使う事でお安く作業ができましたが、クルマによっては純正部品しか設定がなくてセンサーがかなり高い場合も^^;
センサーが2、3万することも結構あります・・・しかも車種によってはそのセンサーも数が多かったりw
整備・修理のご相談はガレージSDまで!